『けんかだま』は、高橋五山ならではの創造性とデザイン性のある表現を探求した他に類を見ない紙芝居作品です。
腹をたてると相手も腹をたてる。それが「けんかだま」。高橋五山は争いやけんかについて考えるきっかけになることを意図して、この物語を仕立てました。 そして、高橋五山は子どもたちと一緒に作ることができる「はり絵紙芝居」を推奨しました。「貼紙画のもつ味、大まかな表現、色紙の明快な色感、これらが紙芝居画面の構成に実によく適している」と述べています。五山は「犬の作り方」を考案しました。これを参考にして、手作り紙芝居を作ってみてください。本作品が、不毛な争いごとやけんかやいじめを止めるヒントになれば幸いです。