高橋五山の紙芝居上演会を開催(終了しました)

「高橋五山の紙芝居上演会」を開催します。五山作品を通して昔の紙芝居を楽しむ企画です。
2023年10月15日(日) プーク人形劇場 
高橋五山の最初期の「幼稚園紙芝居シリーズ」(1935年創刊)の作品も上演します。
今回の企画が、紙芝居との出あいのきっかけになれば幸いです。
たくさんの人に紙芝居文化に興味を持っていただき、今に生きる紙芝居を継承して欲しいと願っています。
参加費は無料です。開催者:「誰でも紙芝居プロジェクト」

はり絵紙芝居『けんかだま』刊行しました!!

『けんかだま』は、高橋五山ならではの創造性とデザイン性のある表現を探求した他に類を見ない紙芝居作品です。
 腹をたてると相手も腹をたてる。それが「けんかだま」。高橋五山は争いやけんかについて考えるきっかけになることを意図して、この物語を仕立てました。 そして、高橋五山は子どもたちと一緒に作ることができる「はり絵紙芝居」を推奨しました。「貼紙画のもつ味、大まかな表現、色紙の明快な色感、これらが紙芝居画面の構成に実によく適している」と述べています。五山は「犬の作り方」を考案しました。これを参考にして、手作り紙芝居を作ってみてください。本作品が、不毛な争いごとやけんかやいじめを止めるヒントになれば幸いです。

ピーターラビット 最新情報 2021

◆日本における 「ピーターラビット」の受容について 最新情報◆

戦前に出版された幼稚園紙芝居『ピーター兎』が子どもたちの人気を得て、保育者の手によって劇遊びに展開した。紙芝居『ピーター兎』は戦前の1938年に出版されて、戦中期の1944年には「白ちゃん兎」と名前を変えて劇化された。戦後は『劇遊び脚本』(改訂増補版、1950)の中で「ピーター兎」が一番に輝いた。日本の困難な時代に、英国生まれの「ピーターラビット」は大いに活躍したのである。日本においては原作の絵本とは異なる、紙芝居および劇遊びという形で展開されていったことが明らかになった。(「高橋五山による「ピーターラビット」の紙芝居化から劇遊びへの展開」より)

すみだ郷土文化資料館で企画展 終了しました。

『教育紙芝居の出発 ― 今井よね・高橋五山・松永健哉』会期:2019年10月5日(土)~ 12月1日(日)
子どもの権利条約採択30周年にあたり、教育紙芝居の草創期を支えた三人の紙芝居制作者の活動を紹介しています。高橋五山が手掛けた幼稚園紙芝居はもちろん、絵雑誌・美術資料・関係者の色紙等の貴重な資料がたくさん展示されています。